【汐入眼科クリニック】荒川区南千住の眼科|緑内障、白内障、コンタクトレンズ、ドライアイ、斜視、弱視、眼鏡

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カラーコンタクトレンズの安全性-カラコンの使用で目に障害も-

医師の診察を受けずに通信販売で買う女性が目立っており、国民生活センターは「医師の処方を受け、異常を感じたらすぐ使用をやめて眼科を受診して」と呼び掛けています。
>>詳しい発表資料はこちらから(PDF)

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お持ちでない方はこちらから入手できます。

レンズの不具合の様子

(国民生活センターホームページより)

承認を受けたカラーコンタクトレンズは、2009年には10品目以下でしたが、2013年には300品目程度に増加し、カラーコンタクトレンズの使用者も増加していると考えられます。
PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)には、カラーコンタクトレンズに関する相談が2004年4月1日から2014年3月31日までの10年間で737件寄せられていますが、最近の5年間(2009~2013年度)では541件と近年相談件数が増加しています。
また、2012年に日本コンタクトレンズ学会が行ったカラーコンタクトレンズによる眼障害調査では、7月~9月の3カ月間に、カラーコンタクトレンズによる眼障害が395症例報告されています。中でも重篤と考えられる眼障害(角膜潰瘍(かいよう)、角膜浸潤)の割合は高く、この原因として、カラーコンタクトレンズは透明なコンタクトレンズに比べ酸素透過性が低い、着色部位により角膜や結膜を擦る可能性があるなど、レンズ自体の問題や、正しいケアが行われていないなどの使用方法の問題が挙げられていました。
日本コンタクトレンズ学会の『カラーコンタクトレンズ装用にかかわる眼障害調査(2012)』から、カラコンを使う計千人に実施したアンケートで、395例の結果回収ですと、購入先はインターネット通販が52.6%と最多で、購入時に眼科を受診していない人が80.3%もいました。

定期検査受診の頻度
角膜上皮障害の様子
輪部充血の様子

(国民生活センターホームページより)

  • カラーコンタクトレンズにはレンズの品質が原因で透明なコンタクトレンズよりも眼障害を起こしやすいものがあることが分かりました。カラーコンタクトレンズを使用する場合には、リスクを十分に理解した上で、眼科を受診し医師の処方に従ったレンズを選択するようにしましょう。
  • カラーコンタクトレンズを使用していて目に異常を感じた場合には、直ちに使用をやめ、眼科を受診しましょう。また、目に異常を感じていなくても、定期検査を受けるようにしましょう。
  • レンズの使用期限を守りましょう。また、繰り返し使用ができるレンズは、レンズケアを毎回正しく行うようにしましょう。
  • 今回、参考としてテストした個人輸入の3銘柄では、ベースカーブや直径が表示値から大きく外れているものがあったり、表示が全くないものもありました。国内で承認されていない個人輸入のカラーコンタクトレンズは、日本において安全性が確認されているわけではありませんので、安易に購入しないようにしましょう。